マルタ島の休日
「地中海性気候」という単語を社会科の地理の授業で初めて聞いて以来、僕の頭にはその言葉が離れなくなりました。夏は温暖で空気はカラッとしていて湿度が低く雨が少ない。日本の高温多湿の夏とは別世界だと思いました。30年前にイタリアで体験して以来、日向のさすような日差しと、日陰の心地よい涼しさのとりこになりました。
地中海性気候とともに、地中海の孤島、マルタ島も僕の頭を離れませんでした。マルタ騎士団。マルタ共和国。シチリア島よりさらに南に位置する海洋国家です。大英帝国の影響を受けているので英語が公用語の、EUROでは数少ない国です。庶民はイタリア語を話し、料理もイタリア料理っぽいです。そんなこんなで、56歳にしてようやく憧れのマルタ島に行くことができました。
地中海はヨーロッパのクルージング、セイリングに最高の環境を与えてくれます。日本で例えるなら瀬戸内海で、どちらに向けてクルーズしようとも、流されて方向を見失おうとも、必ずどこかの国の、どこかの港町に着きます。ニースに着くかチュニジアに着くか、はたまたシチリア島に向かうのか。僕が東京でやっている、東京湾と太平洋しかないヨットの環境とは大違いです。
マルタ島には世界中のヨットマンが集まってきます。クルージングの立ち寄り国としては、うってつけだからです。ヨット、クルーザーを合わせて無数の国籍の船が湾内にアンカーを下ろして、停泊しています。海洋国家マルタ共和国。そこは海洋リゾート地として大きく変貌を遂げようとしていました。なにしろ国の周囲全体がヨットハーバーみたいなものですから。
僕たち日本人は休日をイタリアで過ごしたい、などと思いますが、そのイタリア人の富裕層が老後を過ごしたいと思うのが、マルタ島だそうです。なんとなく分ります。それもこれも「地中海性気候」という素晴らしい気候の夏があるからだと思います。
今日は最近続いていた政治経済のブログから、昔の個人的なブログに戻ってみました。チャオ!
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ysugie
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お土産は、騎士の甲冑(レプリカ)一式で、もちろんそれを着て馬に乗って写真をアップ。馬の代わりにヨットの舳先でもよろしい。
残念ながら僕はマルタにいるあいだ、殆どクルージングをしているかスキューバダイビングをしていたので、陸のことはよく分かりません。ごめんなさい。