投票率が悪いとこんなことが起こる〜17%の奇跡〜
過去最低の投票率を記録したものだから、エクセルを使ってグラフを自分で作ってみました。棄権した人も含めた全有権者のうち、何パーセントの人が自民党と書いて投票箱に入れたのだろうと。これを絶対得票率といいます。クリックすると大きくなるのでよく見て下さい。びっくりしませんか?
ざっくり言うと、国民の17パーセントの人しか自民党と書いて投票していないのです。公明党は7パーセントです。たったこれだけの民意を受けて「自公政権圧勝!」といっているのです。そして衆議院で絶対安定多数である3分の2以上の議席を占め、与党の独裁政権に我が国の政治はなだれ込みました。17パーセントの人が安倍さんを信任しただけなのに。これっぽっちの民意で独裁政権ができてしまうのです。
まさに選挙制度のマジック。数字のマジックです。僕はこれで現在の選挙制度の小選挙区比例代表並立制を批判しようとしているわけではありません。僕が苦手なエクセルまで使って何を訴えたかったかというと、棄権したヤツらへの怒りです。投票率が高ければ、こんな不可思議な現象は起きません。棄権する人間が多いから、こんなマジックが起きるのです。
17パーセントの人に世の中の全てを任せちゃっていいんですか? それで民意はちゃんと反映されますか? 民主主義って一体なんだったかもう一度思い出して下さい。みんなが安易な気持ちでいつまでも選挙に行かないでいると、やがてとんでもない恐ろしいことになりますよ〜! ダテに投票率、投票率って口やかましく言っているわけじゃないのが、わかっていただけましたでしょうか。日本は民主主義の国だ平和な国だと安心しきっているかもしれませんが、投票率が悪くなるとたちまち民主主義の国じゃなくなるのです。
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ysugie
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共産党の躍進は自公に対する極端な反感と捉え、
共産党の死票の総数と投票数から考えると
憲法改正はまず無理だと思います。
棄権した人、「白票」などの無効票を投じた人は、選挙結果に対して文字通り「白紙委任」したのです。
現行選挙制度のもとでは、有権者の政治参加は、請願・陳情をしなければ、投票しかないのです。しかも選挙で票にならない人からの陳情・請願は、がっつり「無視」の憂き目に遭います。
本当は、俺たちの言うことを聞かなきゃお前たちを「ただの人(落選した政治家のこと)」にするぞと、脅すのが目下のところ一番確実な政治参加であります。