たった二つしかない、i(アイ)

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ようやく気がつきました。
「世の中に公開していい情報」と「公開してはいけない情報」
この二つしかないんですね。
そのどちらかであって中間は存在しない。

最近どうもmixi日記でマジネタを書いていると、必ず尻すぼみになって終わってしまい、なんか欲求不満だなぁと思っていたんですよ。
そりゃそうですよね。あせあせ(飛び散る汗)
前者「公開情報」から始まって、後者「非公開情報」の壁にぶつかる訳でして、最後はキレイゴトでしょぼく締めくくる。
そんな日記なんぞ、読んでくださってきたみなさんも、さぞかし消化不良な気分になられたことでしょう。

そこにSNSの落とし穴があるということが、ここ数週間にマジネタを書いてみてようやくわかりました。
アメリカ版mixiともいえるSNS「フェイスブック」の創業者マーク・ザッカーバーグ氏(23)が億万長者になりました。
それにくらべて僕(47)はオマヌケで貧乏になりました。

IT(information tecnology=情報工学)の世界では、
オンかオフか。
オープンかクローズドか。
情報はこの二種類にのみ分類できるというのは、基本中の基本。
セミクローズド(やや公開)なんちゅう中途半端な概念はありえない。
僕も理屈ではわかったつもりでいました。

その、あったらいいな~、と誰もが夢想するけど、実は理論上あり得ない「セミクローズド」という概念に目をつけたのがSNSビジネスだったわけですね。
たしかに儲かるはずです。

僕の同級生にしてマイミクでもある、たざきはmixi否定論者でもあります。
物理学者の田崎晴明教授(学習院大学)は、とっくにそのことに気がついていたのかもしれませんが、僕はいまごろになって気がつきました。

「世の中のことを解説したいしたい病」という職業病があるとしたら、僕はその第一号患者に指定されてしまいそうな、そんな性癖をもっているもんで、まんまとmixiの上客になって3年が経過しました。

悲しいことに、人には本能的に「自分だけが知っている秘密を、友人にも話したくてたまらない」という欲求がそなわっているみたいです。
あるいは自己表現の欲求とでもいいましょうか。
程度の差こそあれ誰もがその欲望を持っているわけで、だからこそアマチュア・カメラマンやアマチュア・ミュージシャンをはじめ、アマチュア映像作家、アマチュア・ジャーナリスト、アマチュア・フリーライター(?)etc.という人々がやまのように街にあふれているわけです。

いうまでもなく、そういう人がmixiなどSNSの上客になるわけです。
僕の場合は、解説したいしたい病の欲求をみたすためにmixiに入っているわけですが、ネタの内容に応じて「全体に公開」にしたり「友人のみに公開」にしたりと細かく設定するのがだんだんめんどくさくなってきました。
「セミクローズド」なんて曖昧な概念に、そそられた自業自得でしょう。
公開の場で僕が語るマジネタは、今後はあまりないような気がしてきました。

オープンな情報だけを書いていたら新聞と同じで、キレイゴトしか書けない。
クローズドな情報を書いてしまったらアウト。
中間を狙おうとしたら「極秘裏情報」とか「ウワサの真相」みたいな怪しげなものになってしまう(笑)

というわけで、知りすぎた男すぎぃ、は今後は発言を慎みます。
願わくば、儲けすぎた男すぎぃ、になりたいです。
彼みたいに。あっかんべー


米23歳 SNS起業で億万長者に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=426130&media_id=4

ysugie


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